平成16年版  4章 外壁改修工事

6節 塗り仕上げ外壁等の改修

4.6.1  適用範囲
この節は、既存の仕上塗材塗り仕上等を改修する場合並びにコンクリート打放し仕上外壁及び
モルタル塗り仕上外壁等に仕上塗材塗り等を行う場合に適用する。

4.6.2  仕上塗材仕上げ一般事項
(a) 仕上げの模様、色及びつやは、見本帳または見本塗板による。
(b) 仕上げ工程の放置時間は、7.1.4〔施工一般〕(h)による。
(c) 仕上げ場所の気温が5℃以下の場合は、7.1.6〔施工管理〕(a)による。
(d) 外部の仕上げ塗りは、降雨のおそれのある場合及び強風時には、原則として行わない。
(e) 仕上げに溶剤を用いる場合は、換気に注意して溶剤による中毒を起こさないようにする。
(f ) 工程ごとの所要量等の確認を行う。
(g) シーリング面に仕上塗材仕上げを行う場合は、シーリング材が硬化した後に行うものとし、
   塗り重ね適合性を確認し、必要な処理を行う。
(h) 各種塗料塗りを行う場合は、7章〔塗装改修工事〕による。
(i ) コンクリート面のひび割れ部及び欠損部の処置は、3節による。
(j ) モルタル面のひび割れ部、欠損部及び浮き部の処置は、4節による。

4.6.3  既存塗膜等の除去及び下地処理
(a) 既存塗膜の劣化部の除去及び下地の処理の工法は、次により、適用は、特記による。
    特記がなければサンダー工法とする。

 (1) サンダー工法
 (2) 高圧水洗工法
 (3) 塗膜剥離剤工法
 (4) 水洗い工法
(b) 下地調整で、下地調整塗材に代えてポリマーセメントモルタル又は防水形仕上塗材主材
   を使用する場合は、特記による。
(c) サンダー工法
 (1) 工程は、表4.6.1により、処理範囲は、特記による。
     特記がなければ既存仕上げ面全体とする。
表4.6.1  サンダー工法
工       程 除 去 ・ 下 地 処 理 工 法
劣化膜の除去 脆弱化した塗膜の表面及びふくれ等をサンダー、スクレーパー等により除去する。
下地のひび割れ
部等の補修
特記による。
水洗い・清掃 粉化物、付着物等は、高圧水洗機を使用し除去、清掃を行う。
下地処理 サンダー等により部分的に除去した箇所を、セメント系下地調整塗材を充填し、
段差のないよう全体を調整する。
 (2) 高圧水洗機は、粉化物、付着物等の除去に適したものとする。
(d) 高圧水洗工法
 (1) 工程は表4.6.2により、処理範囲は、特記による。
     特記がなければ既存仕上げ面全体とする。
表4.6.2  高圧水洗工法
工       程 除 去 ・ 下 地 処 理 工 法
既存塗膜及び
下地劣化部の除去
高圧水洗機を使用し、既存塗膜及び下地コンクリートの劣化部を除去する。
下地のひび割れ
部等の補修
特記による。
下地処理 全面を下地調整塗材でしごき塗りを行い、平らに仕上る。
 (2) 高圧水洗機の加圧力は、コンクリート表面及び既存塗膜の付着強度により
    10〜250MPa程度の範囲内として、その能率については試験施工を行い監督職員の
    承諾を受ける。
 (3) 高圧水洗機を使用し、既存塗膜を除去する場合は、専門的な知識を有する技術者の
    施工とする。
    なお、高圧水による事故の防止に努める。
 (4) 床版下及び厚付け仕上塗材仕上げ等の場合は、工程3を省略する。
(e) 塗膜剥離剤工法
 (1) 工程は表4.6.3により、処理範囲は、特記による。
     特記がなければ既存仕上げ面全体とする。
表4.6.3  塗膜剥離剤工法
工       程 除 去 ・ 下 地 処 理 工 法
塗膜の除去 塗膜剥離剤を使用し、スクレーパー等により既存塗膜を全て除去する。
下地のひび割れ
部等の補修
特記による。
水洗い 塗膜、粉化物等の除去、清掃を行う。
下地処理 全面下地調整塗材でしごき塗りを行い、平らに仕上る。
 (2) 塗膜剥離剤は、試験施工を行い、監督職員の承諾を受ける。
 (3) 塗膜剥離剤を使用し、既存塗膜を除去する場合は、剥離剤等が残り、新規塗膜に影響を
     与えることのないよう除去する。
 (4) 床版下及び厚付け仕上塗材仕上げ等の場合は、工程4を省略する。
(f ) 水洗い工法
 (1) 工程は、表4.6.4により、処理範囲は、特記による。
     特記がなければ(c)から(e)の処理範囲以外の既存仕上げ面全面とする。
 
表4.6.4  水洗い工法
工       程 除 去 ・ 下 地 処 理 工 法
下地のひび割れ
部等の補修
特記による。
水洗い・清掃 粉化物、付着物等をデッキブラシ等を用いて水洗いし、除去・清掃する。
 (2) 水洗いで、デッキブラシによる水洗いに代えて高圧水洗機を使用する場合は、粉化物、
    付着物等の除去に適した加圧力のあるものとし、監督職員の承諾を受ける。
(g) モルタル下地の仕上は、表4.6.5により、仕上塗材の種類に応じた◯印又は△印の仕上
   とする。
表4.6.5 仕上塗材の種類に応じたモルタル下地の仕上げ
仕上塗材の種類(呼び名) モルタル下地の仕上げ 備考
はけ引き 金ごて 木ごて
外装薄塗材Si、外装薄塗材E、
外装薄塗材S、
外装厚塗材Si、外装厚塗材E、
複層塗材CE、複層塗材Si、
複層塗材E
薄塗材の場合は
金ごて又は木ごて
外装厚塗材C
可とう形外装薄塗材Si、可とう形外装薄塗材E、
可とう形複層塗材CE、防水形外装薄塗材E、
複層塗材RE、複層塗材RS、
防水形複層塗材E、防水形複層塗材CE、
防水形複層塗材RE、防水形複層塗材RS
(注)可とう形改修用仕上塗材は、既存塗膜を下地とする改修に適用
(h) ALCパネルの場合は、欠け、あな等は、ALCパネル製造所の指定する補修用モルタル
   (既調合のもの)で平滑にする。
(i ) 押出し成形セメント板の場合は、欠け、表面の傷等を押出し成形セメント板製造所の指定
   する補修材料で平滑にする。
4.6.4  下地調整
(a) コンクリートの下地調整は、次による。
 (1) 目違いは、サンダー掛け等により取り除く。
 (2) 下地面の清掃を行う。
 (3) 下地調整塗材C−2を、1〜2mm程度全面に塗り付けて、平滑にする。
     但し、スラブ下等の見上げ面及び厚付け仕上塗材仕上げ等の場合は、省略する。
 (4) 下地の不陸調整厚さが1mm以下の場合は、(3)の下地調整塗材C−2に代えて、下地
    調整塗材C−1を平滑に塗り付けることができる。
 (5) 下地の不陸調整厚さが3mmを超えて10mm以下の場合は、(3)の下地調整塗材
    C−2に代えて、下地調整塗材CM−2を平滑に塗付ける。
(b) モルタル、プラスター、及びPCパネルの下地調整は次による。
 (1) 下地面の清掃を行う。
 (2) 合成樹脂エマルションクリヤーを全面に塗り付ける。
     但し、仕上塗材の下塗材で代用できる場合は、省略する。
(c) ALCパネルの下地調整は、次による。
 (1) 下地面の清掃を行う。
 (2) 合成樹脂エマルションクリヤーを全面に塗り付ける。
 (3) 屋外は仕上塗材製造所の仕様により下地調整塗材C−1又は下地調整塗材Eを全面
    に塗り付けて、平滑にする。
    但し、外装薄塗材S及び防水形複層塗材RS仕上げの場合は、下地調整塗材C−2を
    全面に塗り付けて、平滑にする。
(d) 押出し成形セメント板の下地調整は、次による。
 (1) 下地面の清掃を行う。
 (2) 二液形エポキシ樹脂ワニスを全面に塗り付ける。
    なお、仕上塗材製造所の仕様により、下塗材を二液形エポキシ樹脂ワニスの代用と
    することができる。
4.6.5  工  法
(a)外装薄塗材Si及び可とう形外装薄塗材Si
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の下塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように行う。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは、次による。
   (@) 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
       により吹き付ける。
   (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
       用いて塗り付ける。
       なお、塗り回数は、製造所の仕様による。
(b)外装薄塗材E及び可とう形外装薄塗材E
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の下塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように行う。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは、次による。
   (@) 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
       により吹き付ける。
   (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
       用いて塗り付ける。
       なお、塗り回数は、製造所の仕様による。
   (B) コテ塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のコテを用いて
       塗り付ける。
       なお、塗り回数は、製造所の仕様による。
(c) 防水形外装薄塗材E
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の下塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように行う。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 増塗りは、出隅、入隅、目地部、開口部回り等に、はけ又はローラーにより、端部に段差
    のないように塗り付ける。
 (4) 主材塗りは次による。
   (@) 基層塗りは、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように均一に塗り付け
       る。なお、塗り回数は、製造所の仕様による。
   (A) 模様塗りは、次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
(d) 外装薄塗材S
 (1) 材料の練混ぜは、仕上塗材製造所の指定する専用うすめ液の量で均一になるように
    行う。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件により
    吹き付ける。
(e) 外装厚塗材C
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように
    行う。
    なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは次による。
  (@) 吹付けの場合は次による。
   @ 基層塗りと模様塗りの2回とする。
   A 基層塗りは、ダレ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
   B 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件により
     吹き付ける。
   C 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又はローラー
     により押さえる。
  (A) コテ塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のコテを用いて
      塗り付ける。
 (4) 上塗り材を用いる場合は、上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じない
    ように均一に、ハケ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(f) 外装厚塗材Si及び外装厚塗材E
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように
    行う。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは、次による。
  (@) 吹付けの場合は次による。
   @ 基層塗りと模様塗りの2回とする。
   A 基層塗りは、ダレ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
   B 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件により
     吹き付ける。
   C 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又はローラー
     により押さえる。
   (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
       用いて塗り付ける。
   (B) コテ塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のコテを用いて
       塗り付ける。
 (4) 上塗り材を用いる場合は、上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じない
    ように均一に、ハケ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(g)複層塗材CE及び複層塗材RE
 (1) 材料の練混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
      但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるよう
      に行う。
      なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
  (A) 二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは次による。
  (@) 
吹付けの場合は次による。
   @ 基層塗りと模様塗りの2回とする。
   A 基層塗りは、ダレ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
   B 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
     により吹き付ける。
   C 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又は
     ローラーにより押さえる。
  (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (4) 上塗りは、次による。
  (@) 上塗り材の所要量は、メタリックの場合は0.4Kg/u以上とする。
      又、上塗りの工程を3回以上とし、第1回目はクリヤー又はメタリックと同系色のエナメル
      を塗り付け、最上層はクリヤーとする。
  (A) (@)以外の場合は、上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないよう
      に均一に、ハケ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(h)可とう形複層塗材CE
 (1) 材料の練混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
      但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるよう
      に行う。
      なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
  (A) 二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは次による。  
   (@)吹付けの場合は、次による。
     @ 基層塗りは、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように均一に塗り付け
       る。なお、塗り回数は、製造所の仕様による。
     A
 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件によ
       り吹き付ける。
     B 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又はローラ
       ーにより押さえる。
   (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
       用いて塗り付ける。
 (4) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
     ー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(i) 複層塗材Si及び複層塗材E
 (1)
  (@) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
      但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるよう
      に行う。
  (A) 二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは次による。
  (@) 
吹付けの場合は次による。
   @ 基層塗りと模様塗りの2回とする。
   A 基層塗りは、ダレ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
   B 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
     により吹き付ける。
   C 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又は
     ローラーにより押さえる。
  (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (4) 上塗りは、次による。
  (@) 上塗り材の所要量は、メタリックの場合は0.4Kg/u以上とする。
      又、上塗りの工程を3回以上とし、第1回目はクリヤー又はメタリックと同系色のエナメル
      を塗り付け、最上層はクリヤーとする。
  (A) (@)以外の場合は、上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないよう
      に均一に、ハケ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(j) 複層塗材RS
 (1) 材料の練混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、仕上塗材製造所の指定する専用うすめ液の量で均一になるように
      行う。
なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
  (A) 下塗材、主材、上塗材が二液形の場合は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で
      混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 主材塗りは次による。
  (@) 
吹付けの場合は次による。
   @ 基層塗りと模様塗りの2回とする。
   A 基層塗りは、ダレ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
   B 模様塗りは、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
     により吹き付ける。
   C 凸部処理は、模様塗りの後に、見本塗板と同様の模様になるように、こて又は
     ローラーにより押さえる。
  (A) ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (4) 上塗りは、次による。
  (@) 上塗り材の所要量は、メタリックの場合は0.4Kg/u以上とする。
      又、上塗りの工程を3回以上とし、第1回目はクリヤー又はメタリックと同系色のエナメル
      を塗り付け、最上層はクリヤーとする。
  (A) (@)以外の場合は、上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないよう
      に均一に、ハケ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(k ) 防水形複層塗材CE防水形複層塗材RE
 (1) 材料の練混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
      但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるよう
      に行う。
      なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
  (A) 二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 増塗りは、出隅、入隅、目地部、開口部回り等に、はけ又はローラーにより、端部に段差
    のないように塗り付ける。
 (4) 主材塗りは次による。
  (@) 基層塗りは2回塗りとし、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り
      付ける。
  (A) 模様塗りは、次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (5) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
    ー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(l) 防水形複層塗材E
 (1)材料の練り混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
      但し、溶剤系の下塗材及び上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるよう
      に行う。
  (A) 二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 増塗りは、出隅、入隅、目地部、開口部回り等に、はけ又はローラーにより、端部に段差
    のないように塗り付ける。
 (4) 主材塗りは次による。
  (@) 基層塗りは2回塗りとし、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り
      付ける。
  (A) 模様塗りは、次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (5) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
     ー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(m) 防水形複層塗材RS
 (1) 材料の練混ぜ
  (@) 材料の練混ぜは、仕上塗材製造所の指定する専用うすめ液の量で均一になるように
      行う。
なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
  (A) 下塗材、主材、上塗材が二液形の場合は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で
      混ぜ合わせる。
 (2) 下塗りは、ダレ、塗り残しのないように均一に塗り付ける。
 (3) 増塗りは、出隅、入隅、目地部、開口部回り等に、はけ又はローラーにより、端部に段差
    のないように塗り付ける。
 (4) 主材塗りは次による。
  (@) 基層塗りは2回塗りとし、だれ、ピンホール、塗り残しのないよう下地を覆うように塗り
      付ける。
  (A) 模様塗りは、次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (5) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
     ー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(n) 可とう形改修塗材E
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように行う。
    なお、二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
 (2) 主材塗りは次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (3) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
     ー又はスプレーガンにより塗り付ける。
(o) 可とう形改修塗材RE及び可とう形改修塗材CE
 (1) 材料の練混ぜは、製造所の指定する水の量で均一になるように行う。
    但し、溶剤系の上塗材の場合は、指定量の専用うすめ液で均一になるように行う。
    二液形上塗材は、薄める前に基材と硬化剤を指定の割合で混ぜ合わせる。
    なお、練り混ぜ量は製造所の指定する可使時間内に使い終わる量とする。
 (2) 主材塗りは次による。
    @ 吹付けの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、指定の吹き付け条件
      により吹き付ける。
    A ローラー塗りの場合は、見本と同様の模様で均一に仕上がるように、所定のローラーを
      用いて塗り付ける。
 (3) 上塗りは、2回塗りとし、色むら、だれ、光沢ムラ等が生じないように均一に、ハケ、ローラ
     ー又はスプレーガンにより塗り付ける。

4.6.6  マスチック塗材塗り
(a) マスチック塗材塗りは、表4.6.6.による。
    種別並びにA種及びC種の凸面処理仕上げは、特記による。

表4.6.6 マスチック塗材塗り
工   程 種  別 塗 材 そ の 他 塗付量
(Kg/u)
A種 C種
1 下地調整 4.6.4による
下地押え 合成樹脂エマルションシーラー
(アクリル系)
0.12
マスチックCシーラー 0.12
塗材塗り マスチック塗材A 1.20
(1.50)
マスチック塗材C 1.80
(2.20)
仕上材塗り アクリル樹脂エナメル2回塗り 0.20
(0.25)
つや有り合成樹脂エマルションペイント 2回塗り 0.20
(0.25)
(注) 塗付量の( )内は凸面処理仕上げの塗付量を示す。
(b) 仕上材塗りは、アクリル樹脂エナメル又はつや有り合成樹脂エマルションペイントとし、
   種類及び適用は、特記による。
(c) マスチック塗材は、施工に先立ち、攪拌機を用いて攪拌する。
(d) 塗付は、下地にくばり塗りを行った後、ならし塗りを行い、次にローラー転圧によりパターン
   付けをして一段塗りで仕上げる。
(e) 塗り継ぎ幅は、800mm程度を標準として、塗り継ぎ部が目立たないようにむらなく仕上げる。
(f) パターンの不揃いは、追掛け塗りをし、むら直しを行って調整する。
(g) 凸面処理仕上げは、パターン付けを行い、凸部が適度に硬化した後、押えローラーを用い
   て見本と同様となるように行う。

4.6.7  部分改修工法
既存仕上塗材等を部分的に除去した場合に、除去部分について既存塗膜との模様合せを行う
部分改修工法は、次による。

(1) 薄付け仕上塗材の場合は、4.6.5(a)から(d)により既存部分との 模様合せを行い、
   全面に上塗補修材又は、可とう形改修塗材を塗る。

(2) 厚付け仕上塗材及び複層仕上塗材の場合は、4.6.5(e)から(j)により下塗材及び主材
   で既存部分との模様合せを行い、全面に上塗材又は、可とう形改修塗材を塗る。
(3) 防水形複層仕上塗材の場合は4.6.5(k)(m)により、下塗材及び主材で既存部分との
   模様合わせを行い、全面に上塗り材を塗る。

(4) マスチック塗材の場合は、4.6.6により既存部分との模様を合わせるように施工する。

平成16年版 第4章外壁改修工事標準仕様書