【た】
ダイオキシン
ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)の総称。
催奇形性、強い発ガン性が認められる。
耐火構造
建築物の主要構造部分が火災にあっても、その後、軽い修理だけで再使用できる
ような構造。
耐火被覆材
塗料の素材自体が耐火性を持っている厚膜タイプのものや火災時に塗膜が発砲し
断熱層を
形成する薄膜タイプがある。
ダイキャスト
鋳物のこと。
耐久性
物体の保護・美装など、塗料の使用目的を達成するための、塗膜の性質の持続性。
建物又はその部分の劣化に対する抵抗性。
耐久性能
建物又はその部分の性能をある水準以上の状態で継続して維持する力。
耐候型複層仕上塗材
@一般名称
耐候型1種複層塗材、耐候型2種複層塗材(複層塗材ふっ素仕様、複層塗材シリコン仕様、
複層塗材ウレタン仕様)


A概 要
改正JIS A 6909建築用仕上げ塗材は、
旧JIS A 6909(薄付け仕上げ塗材)
旧JIS A 6910(複層仕上げ塗材)
旧JIS A 6915(厚付け仕上げ塗材)
旧JIS A 6917(軽量骨材仕上げ塗材)
の4種類の規格を整理・総合して1つの規格にした。
その中にあって、規格改正にあたり性能を重視した規格のあり方、塗材をその主成分の
原材料
名表示でなく、性能によって区分し、ユーザーサイドから性能発注が可能な規格の
要望として
新規に設けられたものが、複層仕上げ塗材の「耐候型1種」「耐候型2種」
「耐候型
3種」である。
樹脂塗料(JIS K 5658)、シリコン変性アクリル樹脂塗料など耐候性が期待されるトップ
コートを複層仕上げ塗材の上塗材に用いたものは、その複層塗材の総合塗膜としての性能
評価し、性能区分として耐候性の良い順に「耐候型1種」「耐候型2種」「耐候型3種」
「耐候性の表示なし」の4段階となっている。


B組成
複層仕上げ塗材すべての種類において、その複層仕上げ塗材の上塗材に耐候性の良い
ものを組
合せ、それぞれの複層の総合塗膜としての性能区分に分類できる。
従って上塗材に原料の組成は規定しない。
一般的には耐候性の期待される上塗材として、ふっ素樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、
ポリ
ウレタン樹脂などが用いられる。


C特徴(長所・短所)
耐候型複層仕上げ塗材は複層仕上げ塗材に示すすべての種類において、長所・短所の
性質を
基本的に踏襲している。
各々の種類において、上塗材に耐候性の良いものを組み合わせた複層塗膜が耐候性の
性能区分と
して1種、2種、3種と明確になっていることが最大の特徴である。

D性能
耐候型複層仕上げ塗材に要求される性能は、復層仕上げ塗材のすべての種類において、
その上塗
材に耐候性が期待されるものを使い、改正JIS A 6909建築用仕上げ塗材
の複層仕上げ塗材の各々の品質規定に適合し且つ複層仕上げ塗材の耐候型の品質
(耐候性B法)に適合しなければな
らない。
平成15年3月 JISA6909改正に伴い、促進耐候性試験をサンシャインカーボンアーク灯式
からキセノンランプ法に変更したことにより、試験時間の基準値が下記の通り改正されました
区   分 従  来 改  正
耐候性B法 耐候型1種 2000時間 2500時間
耐候型2種 1000時間 1200時間
耐候型3種 500時間 600時間
耐候性A法 250時間 300時間
白亜化等級 8点以上 等級1以下
複層仕上げ塗材及び可とう形改修用仕上塗材の耐候型の品質
区   分 耐候性B法 該当樹脂
耐候型1種 照射時間2500時間で塗膜に、ひび割れ、剥がれ、及び膨れが
なく光沢保持率は80%以上で、変色程度がグレースケール3号
以上であり、白亜化の等級が1以下であること。
ふっ素・シリコン・ウレタン
耐候型2種 照射時間1200時間で塗膜に、ひび割れ、剥がれ、及び膨れが
なく光沢保持率は80%以上で、変色程度がグレースケール3号
以上であり、白亜化の等級が1以下であること。
ウレタン
耐候型3種 照射時間600時間で塗膜に、ひび割れ、剥がれ、及び膨れが
なく光沢保持率は80%以上で、変色程度がグレースケール3号
以上であり、白亜化の等級が1以下であること。
アクリル
耐光性
屋内の耐久性
顔料や塗膜の性質。特に色が、光の作用に抵抗して変化しにくい性質。
耐候性
屋外の耐久性
屋外で、日光・風雨・露霜・寒暖・乾湿等の自然の作用に抵抗して変化しにくい
塗膜の性質。
体質顔料
主としてフィラーやパテなどの下塗り、復層仕上げ塗材の中塗などに使われる
無機系の顔料。
体質系の顔料
高価な顔料の増量剤。
種類によっては、艶消し剤、塗料の性質を変えたりする目的で用いる。
退 色
光などで顔料が劣化し、色が薄くなること。
耐チッピング性
自動車の走行中に飛びはねる石による塗膜のチッピング(薄片状剥落)を防止する性能。
耐用性
建物又はその部分が機能を持続して維持する性質。
耐用年数
塗膜の性能が持続する期間。
建物又はその部分が使用に耐えなくなるまでの年数。
タイル
壁や床に張る仕上げ材。=磁器タイルetc
ダ キ
屋根の谷あいになったところ。
抱き足場
建物を一重にする簡単な足場をいう。
ダクト
送風管、排風管のこと。
打 診
物を叩き、その時の音などで判断すること。
脱気工法
防水工事で、素地の中の水蒸気がふくれなどの悪影響を及ぼすので、それを外部に出す
ことが
出来る工法。
タック
粘着性。粘り気のこと。
タッチアップ
塗膜の傷がある場合などを部分的に補修ぬりすること。
タッパ(立端)
高さのこと。
建 具
ドア―・戸・障子・サッシ等の開口部に設置されるもの。
堅 樋
雨樋。−立て樋
だ め
部分的に残った仕事。補修塗りなど。
た れ
塗装した塗料が部分的に流れること。
タールエポキシ
エポキシ樹脂にタールを配合した塗料。防錆力・耐油性に優れ、安価。
段差修正
素地の段差を平滑にすること。新設時には、モルタル、塗替え時には、ポリマーセメント系
調整材や塗装される厚塗りの主材で行なわれることが多い。
弾性塗材
塗膜に伸張性により、素地にクラックが発生しても、塗膜には割れはでない。
単  層
下塗材及び主材、又は主材だけで仕上るもの。
断熱材
屋根、壁に断熱を目的に使用されるもの。発泡スチロールやガラス繊維が多く用いられる。
淡  彩
白エナメルを主成分として作った塗料の塗膜に現れる灰色・ピンク・クリーム色・うすい緑・
水色などのようなうすい色で,JISZ8721による明度が6以上9未満のものをいう。
【ち】 【つ】 【て】 【と】 INDEX 色相用語